日本語教員試験②比喩表現

日本語教員採用試験

☆比喩①メタファー ②メトニミー ③シネクドキーの3つの種類があります

比喩とは意味の拡張により、文章に豊かな表情を与える表現のこと。

・彼女の笑顔は春の太陽のように明るい(直喩)

・不安な気持ちは、胸の奥で黒い雲が渦を巻いているようだった(直喩)

・彼の心は氷だ(隠喩)

☆メタファー(隠喩)「~のように」を使わずに、あるものを別のものとして表現す比喩。

・人生は旅だ(=道のりや選択がある)

・彼女はクラスの太陽だ(=みんなを明るくする存在)

・時間は泥棒だ(=気づかないうちに奪っていく)

ポイントは「~のように」を入れずに断定してしまうところ!

☆メトニミー(換喩)あるものをそれと密接に関連する別のもので表す比喩。

・彼はシェイクスピアをよく読む(=シェイクスピアの作品)

・村上春樹を読む(=村上春樹の作品)

・テレビがうるさい(=テレビから流れてくる音)

ポイントはメタファー(隠喩)が「似ているものに置き換える」のに対し

メトニミー(換喩)は「関連のあるものに置き換える」

☆シネクドキー(提喩)対象の一部で全体を表したり全体で一部を表したりする比喩表現上位語下位語の関係で全体を表現するタイプ。上位語が下位語を指すパターンと下位語が上位語を指すパターンとある。

・花見(=桃でもチューリップでもなく桜のこと)

・お茶でも飲もう(=お茶以外のコーヒーや紅茶も全部含めたもの)

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